2018年05月13日

<人類 ファースト>

最近はどこのお店に行って必ず身体障害者用駐車場が設置されていますが、たまにその駐車場の要件を満たしていそうにない人が停めているのを見ることがあります。先日ホームセンターに行った帰りに、エレベーターで一緒になった5歳くらいの子供とてをつないだ若いお父さんが身体障害者用駐車場に停めた大きなワゴン車に乗り込み二人で乗って行きました。
また僕がいつも行くショッピングセンターは駐車場が広いのですが、店舗の入り口から離れたところにある駐車位置の近くにはショッピングカートが置きっぱなしになっている光景を見かけます。
世の中の公共心と言いますか、公共マナーを守る心が段々と失われているよう気がして悲しい気持ちになります。


結局、柳瀬元秘書官の参考人証言でもなにも変わらないようです。野党は「これで疑問が深まった」などと言っていますが、今の状況ではどれだけ追及をしてもこれ以上進展しないのではないでしょうか。柳瀬元秘書官の証言について愛媛県の中村知事が強く反応していますが、僕などはその反発の姿勢になにかほかの意図を感じてしまいます。

評論家の中には「家計学園問題ばかりを追及していると、ほかの審議がおろそかになる」と発言している人もいます。たぶん一般の人の中にも同じような考えと言いますか、「飽きてきた」人も多いように思います。詰まるところは、自民党の議席が安泰である状況が根源です。そして、そうした状況を選んだのは僕たち国民です。

確かに、選んだのは僕たちですがその選択肢しか示せない野党にも責任があります。たぶんいくらかでも政治に関心のある人ですと、自民党以外の政党に政権を任せることにためらいを感じていることが原因でしょう。あまり政治に関心のない人ですと、自分の身の回りのことについて言うなら「直接的な不利益をこうむっていない」と思っていることが理由です。そして、意外にこういう人は少なくないのが現実です。

今でも世界各地で紛争地域が起きており、そこで暮らしている人たちは苦しい生活を強いられています。そういう人たちに比べますと、今の日本の状況は幸せな環境です。お腹が空いたらコンビニで食料を買うことができますし、お金に余裕がある人ですとおしゃれに関心を持ったり趣味に時間を費やすつことができます。このような日本ですので家計学園問題を追求し続ける野党の姿勢に疑問を感じるのも当然と言えそうです。


平和な国家、日本の中である程度満足できる生活を送っている人が世界に関心を持つのは困難です。シリアで難民として苦しんでいるクルド人やミャンマーで虐げられているロヒンギャ族の人たちの悲惨さをニュースで知ることができても少しの間同情心が芽生えて、それでおしまいです。

おそらくこのような人は日本だけではなく、いわゆる先進国で生活をしている人の大半のはずです。今世界を見渡しますと、民主政治を行っているほとんどの国で極右政党と言われる政党が伸張しています。排他的で民族主義的で自分たちだけの幸せを求める政党ですが、そうした政党を国民が支持しています。しかし、その選択には世界という視点が欠けています。「自分たちだけが幸せならばそれでよい」という発想です。

トランプ大統領は「アメリカ ファースト」と叫んで当選しました。アメリカさえよければそれが幸せという主張です。この発想の裏返しは「世界がどうなろうが知ったことではない」です。かつてアメリカは「世界の警察官」を標榜していましたが、現在はそこまでの国力がなくなっています。それが「アメリカ ファースト」につながっているのですが、警察官とまでは言わなくとも視点を世界に向けることは必要です。なぜなら、世界で戦争がはじまると最終的には人類全員が損失を被るからです。

次に世界戦争が起こったときは地球の破滅であるのは間違いありません。核爆弾を持っている国が揃って核のボタンを押したならそうなるしか道はないからです。それなのにトランプさんは米国大使館をエルサレムに移転させるという決定をしました。そのトランプさんは選挙で選ばれている正当な大統領です。

米国大使館をエルサレムに移転することは中東を不安定にする要因でしかありません。そこには「アメリカ ファースト」の視点しかありません。中東の不安定は世界の不安定につながります。下衆な話ですが、中東が不安定になりますとガソリンが高くなり僕の仕事に悪影響があります。このように書きながら、僕にも「自分ファースト」の発想があるようで申し訳ない気持ちになりました。

最近、僕が最も印象に残っている言葉は町山智浩さんの言葉です。町山さんは映画評論家として有名ですが、ラジオを聞いていましたら「民主主義は少数派を見殺しにするシステムだ」と話していました。多数決の論理は知っていましたが、町山さんのように激しい言葉で説明されますと、驚かされます。

多数決では一応「少数派の尊重」などという付則も言われますが、現実は多数派だけの意見が通るシステムです。ですので、少数派の人の意見は常に実現することはできません。町山さんはそのことを強く話していたのですが、まさに正論です。少数派はいつまでたっても損な立場から逃れることはできなくなってしまいます。

そこで重要になってくるのが視点です。「自分たちだけが幸せになる」という視点ではなくもっと広い視野で考えることが必要です。みんなが「人類みんなが幸せになる」という視点で投票をするなら世界を平和にする政治家が選ばれると思います。

ここ最近のトランプさんの行動を見ていますと不安になることが多々あります。戦争って簡単に始まりそうもありませんが、始まるときはちょっとしたきっかけでも始まることがあります。みんなが「人類 ファースト」で考えればいいのになぁ。

でも、悟空なら「宇宙 ファースト」って言いそうだな。

じゃ、また。

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posted by satoaki at 14:33 | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする