2018年04月08日

<コミュニケーション>

やっぱり「持っている人」は違いますよねぇ。生まれながらの星というものを「持っている人」はいるものだなぁとつくづく感じさせる大谷選手です。これほどの好スタートを切ると誰が予想したでしょう。オープン戦の成績はひどいものでメジャーの評論家たちもボロクソに言っていました。それがいざ蓋を開けてみれば大活躍です。これほどうれしいことはありません。

しかも人間性というと大げさですが、性格のよさがメジャーリーグの選手からマスコミからファンを魅了しているように思います。初ホームランを打った新人に行うサイレントトリートメントというメジャーリーグの悪戯ドッキリに対する振る舞いが好印象を与えたようです。何度もニュースで映し出されていました。

以前、ドジャースの前田 健太投手がホームランを打ったときもサイレントトリートメントの洗礼を受けていましたが、そのときの前田投手の振る舞いもかわいらしく好印象でした。あのときの悪戯をしている周りの選手の表情を見ていますと前田投手がチームのみんなから受け入れられていることがわかります。

どんなスポーツであろうが、また職場であろうが究極的には人間関係が最も重要です。メジャーで活躍するには能力や技術も大切ですが、同じくらい周りに溶け込むことが大切です。今年から巨人に復帰した上原投手はメジャーリーグで投げていたとき、日本にいるときよりも大げさに喜びを身体全体で表していました。おそらくあの振る舞いも上原投手が考え出したコミュニケーションの取り方だったように思います。

日本人のメジャーリーグの先駆者と言いますと野茂英雄さんですが、野茂さんは大谷選手や前田選手のようなお茶目なところはありませんでしたが、監督や周りの選手たちとのコミュニケーションがうまくいっていた印象があります。野茂さんの場合はお茶目ではなく素朴な性格で周りに溶け込んでいたように思います。このような人たちを見ていますと、大切なことは周りと壁を作らず心を開くことのように思います。言葉を変えるなら信頼されることでしょうか。

これらの選手たちに比べて周りの選手たちとうまく意思疎通ができていなかった印象があるのがイチロー選手です。今年に入ってからマリナーズに復帰したイチロー選手ですが、マリナーズから出ていくときはあまりよろしくない噂が流れていました。

イチロー選手は「孤高の人」というイメージがありますが、イチロー選手は「ルーチン」という言葉を広めました。コツコツと毎日の積み重ねの大切さを教える言葉ですが、それを実行するためには「孤高の人」を貫き通す必要があります。そのような側面が周りの人との間に壁を作っていたのかもしれません。

イチロー選手がマリナーズを去る数年前からチーム内における人種差別のことなどが報じられるようになっていました。そうした噂が出ること自体、周りの人とのコミュニケーションがうまくいっていなかったことを表しているように思います。

言うまでもありませんが、イチロー選手は誰もが認める実績を残しています。今年7年ぶりにマリナーズに復帰したイチロー選手ですが、スポーツニュースなどを見ていますと、前に在籍していたときよりもファンやチームの選手から愛されているように思います。元々実績はリスペクトされるほどのものがありますし、年齢を重ねたこととも相まって周りの選手との壁もなくなっているように映ります。「映る」というよりもそのようになってくれることを願ってやみません。


人間関係の重要さを考えていましたところ、防衛省の日報問題が報じられました。森友学園の決裁書書き換えが批判されている一連の流れの中から出てきたようですが、突然報じられました。「『ない』と言っていた日報が実は『あった』」というもので、しかも数日後には「本当は、1年以上前にわかっていた」とも報じられています。何をかいわんやです。

簡単に言ってしまいますと、自衛隊が大臣にウソの報告をしていたことになります。この状況はまさしくシビリアンコントロール(文民統制)が行われていないことを示しています。

僕が思うに、本来これは絶対にあってはならないことです。かつて日本が戦争に突入したのは軍部が暴走をしたからです。そうしたことを繰り返さないためにシビリアンコントロール(文民統制)を基本原則とした経緯があります。「ウソの報告」はそうした理念を完全にないがしろにするものです。もっともっと国民は怒りの声を上げるべきです。

それにしてもこれほど簡単に「ウソの報告」をすること自体がすでに自衛隊の制服組が大臣または総理大臣を自分たちの指揮官と認めていないことを示しています。そういえば以前、防衛相内において背広組よりも制服組のほうが強くなっているという記事を読んだことがあります。制服組のトップである陸上幕僚長が謝罪している映像が流れましたが、本当は防衛相内のもっと奥の方では背広組と制服組の対立が繰り広げられている可能性もあります。

この問題はまだまだ解決には時間がかかりそうですが、今の防衛相の大臣が小野寺氏で本当によかったと思っています。あくまで僕の印象ですが、小野寺大臣は安倍首相シンパの中でもバランスのとれた正直な人という感じがしています。以前朝早く仕事に行っていたとき午前5時ころのラジオ番組に出演して政治のことなどをいろいろとお話ししていたのですが、実直な人柄が伝わってきました。

小野寺大臣に比べますと、その前の大臣は背広組制服組の両方から信頼されていなかったのがわかりました。ある意味、だからこそ日報の存在を正直に伝えなかったではないでしょうか。そんな感じがしないでもありません。

どんな世界でも人間性と言いますか、人柄って大切です。どんなに素晴らしい業績を上げながらも認められない人もいれば、業績などは平凡であるにもかかわらずその人柄により周りから慕われる人もいます。「棺を蓋いて事定まる」といったところでしょうか。

安倍首相も権力者ですのでいろいろなところから批判されたたかれることが多いでしょうが、「棺を蓋いて事定まる」の心意気で自分の信念に基づいて頑張ってほしいと思います。僕の考えは安倍首相とはちょっと相容れないところがありますが、信念を持って前に進むのは悪いことではありません。

日報問題が出たことで安倍首相の本丸である憲法改正は足止めになるかもしれません。そのことはとても残念でしょうが、日報問題に関心が集まることで森友学園問題から目を逸らすことには成功しています。

じゃ、また。

スポンサーリンク


兄弟ブログ 僕が出会った「あんな人・こんな人・変な人」
サイトのトップページ 脱サラをする前に
posted by satoaki at 13:53 | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする