2017年11月26日

<正しい使い方>

僕は異常に寒がりです。夏にはこのコラムで「妻との部屋の温度バトル」について書きましたが、同じことが冬でも起こります。しかし、冬の場合は夏に比べますとバトル度が高くはありません。僕が厚着をすれば済むことだからです。ですが、僕が厚着をしているときに妻が薄着の状態で暖房をつけるとバトルが始まります。僕が妻に「薄着を注意する」と、妻は「注意されたこと」が気にくわないようでふて腐るからです。夫婦生活は本当に大変です。


異常に寒がりの僕は冬は重ね着をします。普通の人では信じられないくらい重ね着をします。これから寒さの本番を迎えますが、最高に寒いときは合計8〜9枚くらい着ます。これだけ着ますとさすがに動きにくくなります。ですが、「寒さ」と「動きにくさ」のどちらかを選ばなくてはならない状況になるなら、僕は迷わず「動きにくさ」を選びます。とにかく僕は寒さが苦手です。


実は、今の時期ですでに6枚くらいの重ね着をしています。「まだ、ちょっと早くない?」と思う人もいるかもしれませんが、僕はそれくらい着ないと耐えられないのです。僕は毎日妻とスーパーに買い物に行きますが、そのスーパーで僕はいつも驚かされることがあります。


スーパーの食品売り場というところは食品を扱っていますので冷蔵関連の機器がたくさん設置してあり、どうしても売り場全体の温度が低くなります。ですので当然のごとく僕は重ね着をしなければ生きていけません。僕が驚かされるのは、それほど寒い環境であるにも関わらず、薄手のアウターに中は普通のシャツ1枚という格好の人がいることです。昔から「子供は風の子」と言いますから、子どもが薄着でいるのはそれほど驚きません。しかし、薄手のアウターに普通のシャツを着ているのは立派な大人です。ごくごく平凡に見える大人が薄着をして食品売り場を歩いています。僕はそういう人が不思議でなりません。


僕が重ね着をするのは寒いからです。重ね着をしますと外気の冷たい空気が肌まで到達するのは困難になるはずです。着ているものを順番に紹介しますと、半そでの肌着、ヒートテック、Tシャツ、厚手のトックリシャツ、ダンガリーシャツ、トレーナー、フリース、ダウンジャケットといった感じです。これだけ着ていましたら、あの冷たい外気の野郎も僕に冷たさを感じさせることが不可能なはずです。ですが、悔しいことに僕はこれでも寒さを感じてしまうのです。ううぅ。


このようにずっと困っていた僕は、今年は新しいことに挑戦することにしました。それはインナーダウンというものを着ることです。これまで僕はダウンは一番外側に着るものと思っていましたので、インナーダウンという発想は新鮮でした。それにユニクロのCMなどを見ていますと、とても暖かくなるような感じがしましたので試してみる気になりました。問題は価格です。洋服ごときに6千円も使うのは納得できません。


以前、ネットでダウンの品質について調べたことがありました。ダウンの暖かさを決めるのはフィルパワーというものらしいです。簡単に説明しますと、ダウンは膨らむことで暖かさを出すそうなのですが、それを表す単位がフィルパワーというもので一般には700以上あれば高品質になるそうでした。


ある日、いつものスーパーの衣料品売り場に行きますと、なんとフィルパワーが800と表示されているダウンが2,980円で特売されていました。正規の値段が5,980円のものが特売セールになっていました。僕は買わずにはいられませんでした。


早速次の日着たのですが、なんか今一つでした。悩んだのは着方です。インナーとついているのですから一番外側に着るのは「正解ではない」ように思っていました。テレビのCMではシャツの上に羽織ってさらにそのうえにアウターを着ている姿もありましたし、「着方は自由」ということで一番外側に着ている映像もありました。ですが、僕としてはインナーとして購入しましたので一番外側に着るのは抵抗する気持ちがありました。ですから、僕は一番外側から二番目の位置で着ることにしました。


具体的に説明しますと、肌着、ヒートテック、Tシャツ、厚手のトックリシャツ、ポロシャツ、トレーナー、インナーダウン、そして最後にあと1枚ダウンジャケットという出で立ちです。最後のダウンジャケットの代わりに厚手のフリースを着たりもしていました。ですが、これでもあまり暖かさを実感することはできませんでした。もちろん「全く暖かくない」というわけではありません。ですが、ものすごい暖かさを求めてインナーダウンを購入したのに、その期待に応えるほどの暖かさではないのです。正直に言いますと、インナーダウンを着る前とさほど変わり映えがしないものでした。


妻にそんなことを話しますと、妻が「ちょっと、着すぎなんじゃない」とのたまうのです。「着すぎ?」。そういえば、以前から妻は「ダウンは体温を感じて暖かくなるんだからダウンの下に洋服を着るとダウンの効果が半減する」と話していたことを思い出しました。


そんなときに先週のことですが、ダイヤモンドオンラインで「ダウンの下にたくさん服を着込むのが残念な理由」http://diamond.jp/articles/-/150385という記事を目にしました。この記事はダウンに対する僕の考えを改めてくれる最良のものでした。本当に「目から鱗」とはこのことです。


詳しいことはこの記事を読んでいただくとして、結論を書きますと「ダウンの下には肌着だけのほうがよい」ということです。僕がせっかくダウンを着ていても暖かさを感じることができなかったのは、まさに「着すぎ」にありました。「着すぎて」いたためにダウンの価値を半減させていたことになります。ダウンは体温を感じることで膨らみ空気の層を作ることで暖かさを実現していたのです。僕の着方ではダウンは体温を感じることができず膨らむというダウンの本来最も発揮すべき効果を妨げていたのでした。


この記事を読んだ翌日から僕はインナーダウンをヒートテックの次に着ることにしました。つまり、肌着、ヒートテック、インナーダウン、そして、一番外側上には空気を通さない品質のアウターを着ることにしました。これは今までの僕では考えられないことです。肌着も含めてわずか4枚で済んでいるのですから。問題は暖かさですが、全く問題はありません。「問題がない」どころかたくさん重ね着をしていたときよりも暖かさを感じています。一番驚いたのは、本当にダウンが「膨らんでいる」ことでした。あんなに膨らむとは予想だにしないことでした。


僕の記憶ではダウンジャケットが流行ったのは僕が大学生のときだったように思います。僕の大学時代はスキーがブームでしたから、その関連でダウンが街着として定着したように思います。それから約40年経っているわけですが、その間ずっと僕はダウンの着方を間違っていたことになります。どんなものでも正しい使い方をしないとせっかくの効果が得られないことを知った出来事でした。


そういやぁ、日本の憲法も使い方が大切だよなぁ。


じゃ、また。


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posted by satoaki at 14:41 | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする